夢道具

自分のための雑記帳

ネコとキツネと そして私

 

 

きょうは、ネコとキツネのお話になります。

 

おっちゃんは、夜にウォーキングをしているのですが

その道すがら出会った ネコとキツネについて話したいと思います。

(この前、言ってた ヤツやん) うん それっ 

 

ウォーキングは、始めて6年くらいになります。夏も冬も 歩いてます。

多少、雨が降っても 霧雨程度なら 歩きます。

冬は、雪が積もって 歩行が困難になりますが、それでも 歩きます。

 

時には、道路の雪が溶けて凍って「テッカテッカ」になります。

そうなると さすがに 厳しいのですが おっちゃんは、歩きます。

 

おっちゃんの靴底には、ちょっとだけ  ひみつがあります。

ひみつと言っても 「靴底に合わせて滑り止め」を貼っただけなんです。

 

でも 驚くほど 滑らなくなります。みんなが 恐る恐る 歩いてる道を

ちょっとだけ 恐る恐る 歩いて行けます。  (*´∀`)ノ  チョットダケヨ

(ネコとキツネの話 どこいったん?)

 

えっ  これから~  これから~

 

そんなウォーキングなのですが メンタルが弱ってると いつもなら

簡単に登れる坂も、途中で挫けます。なので  いつも 挫けてます。

(どんなメンタルやねん)

 

そんな 挫けてばっかりの ウォーキングなのですが、時には、

楽しいことも訪れます。それは、「野良たちとの遭遇」です。

 

昔は、野良犬とか いっぱい いましたよね。子供の頃は、2~3匹

くらいは、常に ウロついてた記憶があります。

それで 勝手に名前つけて呼んでました。

タローだの、ジローだの、シロだの ・・・ 

 

たま~に  お菓子とか 与えてました。

ここ最近では、すっかり 野良犬も 見かけなくなりました。

(ネコとキツネの話 まだなん?) うん  これから~

 

おっちゃんのウォーキングの道筋は、決まっていて いつも同じです。

そんなある日のこと ネコが一匹、道路脇のU字溝から顔を出して

こちらを じっと見ているようでした。 

電柱の街路灯から うっすらと確認できます。 うん 見てる・・・

 

近づくと サッと逃げてしまいます。 どうやら  野良のようです。

次の日も、その  次の日も  現れます。

でも ずーっと 見かけない時もあります。

 

そんなある日、  また じっと見ているのです。見てるように感じます。

どうやら  おっちゃんに興味があるようです。

 

「お腹をすかせてる」のではないか?

「食べ物がない」のではないか?

 

おっちゃんは、思いました。 ちょっとぐらいなら エサを与えても

良いのではないか?

(それは アカン) やっちゃうもん

 

次の日、 U字溝の脇に 魚の乾物を置いて そっと 立ち去りました。

 

また  次の日、その場所を確認してみると 乾物が消えてました。

食べたんだ~ と思って  用意していた乾物を また置いて 去りました。

 

そんなのが 1ヶ月も続いたでしょうか?

ある日、その周辺の住民たち数人が、懐中電灯を持って 家の周りを

なにやら 調べておりました。

 

どうやら その家の庭から 怪しい物音がしていたようなのです。

 

と その時です。

一匹のキツネが 家の脇から 逃げ去って行きました。

キツネは、珍しくないので その時は、気にも留めずにいました。

 

別の日の事、いつものように乾物を置いて 立ち去った直後でした。

キツネが、サッと現れて 乾物を咥えて行ったのです。

 

その時、はじめて 気がついたのでした。

てっきり ネコが 食べてると思っていたら  なんと キツネだったのです。

 

いや  その日、たまたまキツネだった可能性もありましたが、

その時を最後に 乾物を置くのは、やめました。

 

えー ネコじゃなかったんか~  道理でネコの姿を見かけないワケです。

「ずーっと  勘違してたんだ」と思いました。

 

それから 数日経って キツネが おっちゃんの近くに現れるように

なりました。 道を横切ったり  振り向くと ずーっと  後ろから

ついて来る時もありました。

 

そのキツネは、賢くて おっちゃんの歩く道を知ってるんです。

なので いろんな場所で見かけます。(賢いヤツやん)

なんで 分るんだろ? 匂いでわかるのかな~ 

 

ひとたび、現れないときは、2週間くらい 姿を見せないときもあります。

そんな 日が続いて  季節は進み、やがて 冬が訪れました。

いつの間にか  外は、雪景色になってました。

(もう 冬なったん) うん 寒い

 

いつものように 歩いていると なにやら「おすわり」してるような

物体がおります。  最初、犬かと思いました。

近寄ってみると  なんと  痩せ細った キツネでした。 あいつだ

 

そこは、公園の横道です。 薄暗くて おっちゃん以外 歩く人は、

滅多にいない場所でした。 ここを通るのも  知ってたんですね。

街路灯に 照らされたキツネ、 すっかり みすぼらしい姿になってました。

 

可哀相になった おっちゃんは、 話かけました。

 

おっちゃん : なんにも 食べてないんか?

キツネくん : うん なんにも食べるもん ないねん(そんな感じ)

おっちゃん : ちょっと ここで待っとけ

キツネくん : うん 待っとる  はよー  戻ってきてなー(そんな感じ)

おっちゃん : 待っときー おっちゃんに  まかせときーっ

 

で 一心不乱に 近くのスーパーに向かって、ドックフードを買って、

また その公園へ・・・  しかし どこにも見当たりません。 

あれっ どこ行った?

 

キツネくん どっか行った・・・

 

ドックフードを抱えて ボー然とする おっさん、雪が降ってました。

がっかりして帰路に向かう途中、  その時です。

キツネくんが現れました!

 

キツネくん : どこ行っとったん?(そんな感じ)

おっちゃん : これ 買ってきたで~

キツネくん : はよ よこせっ

 

早速、ドックフードを与えました。美味しそうに パクパク食ってたので、

それを見て 安心して その場を 立ち去りました。

 

おしまい・・・ (おしまい ちゃう)

 

それから なぜか 姿を見せない日が 続きました・・・

たま~に  姿を見せた時は、また エサを与えてました。

 

いつしか、目的がウォーキングではなく キツネくんに会うのが

目的のようなってました。 (*´∀`)ノ  ルン ルン ダモ ♪

 

そんな中、知り合いに 出来事を話すと 「そんなことしたらダーメ」と

叱られてしまいました。 そうなんです。 おっちゃんの住んでる町でも、

「キツネにエサをあげないで」という注意喚起が出てました。

 

エキノコックスなどの 寄生虫の問題もあるので、餌やりなんて

やっては、いけないのです。

 

そもそも 野生の動物の餌やりは禁物なのです。

それは、その動物のためでも あるのです。

 

知ってたよ 知ってたけど・・・

可哀相で我慢できんかった・・・ 

 

で 決意しました。 もう エサは与えないと・・・

 

 

 

次回、 最終回  「涙の別れ! そして 新たなる旅立ち~」

 

また 見てね~

 

 

 

(*´∀`)。o○  思い出したら泣いてまうもの・・・