夢道具

自分のための雑記帳

友に授けた 必殺のデンゴー

 

 

きょうのお話は、また、子供の頃の、想い出ばなしになります。

「最強の敵」の続きになります。

 

別の「カテゴリ」にも、挑戦したところなのですが、

また「あれやこれや」と考えております。

 

ブログを「 書いては消し、書いては消し、」を繰り返してる

おっちゃんですが、そんな最中・・・

 

わーちゃんから LINEが届きました。

一度、来だすと頻繁なのですが、来なくなるとずーっと来ない時も

あります。

 

どうやら  わーちゃんは、お墓参りに行ったようでした。

昔から 何か悩みごとがあれば、一人でお墓に行く わーちゃんでした。

 

実は、わーちゃんもおっちゃんも すでに引越していて、ずっと昔から

この お話の町(ふるさと)には、住んでおりません。

 

お墓が、この町にあるので、墓参りの兼ねて、いつもは、一緒に行く

のですが、どうやら  一人で行ったのでした。

 町は、「こうだった とか、 あーだった とか」と 言っておりました。

 

その LINEの中で、昔、「カマ(鎌)で遊んだよね~」 とか・・・

「基地に猫いたよね」とか 言ってくるのです。

 

そういえば・・・ 猫もいました。    (*´∀`)ノ  オモイダシタ 

その猫とわーちゃんちのコロ(犬)を戦わせたことがあります。

これ いつか 記事にしたいです。(めっちゃ 笑うも)

 

わーちゃんは、おっちゃんがブログを書いていることを知りません。

なのに このタイミングで そんな話が、出たので ビックリしました。

偶然なのですが、とても不思議に思いました。

 

折角なので、わーちゃんに電話して、いろいろと 話をしていたら

忘れかけてた記憶が、また  だんだんと蘇って参りました。

 

わーちゃんは、あの頃のことも、鮮明に覚えておりました。

「昔のことだけは、良く覚えてる」と言ってました。

 

助かったよ わーちゃん!  サンキュー わーちゃん!

あたなは、今でも しっかりと記憶していたのですね。 ( ;∀;) アリガト

 

と いうことで・・・

 

本日のお話、はじまり~♪   はじまり~♪     パチ パチ パチっ

 

いつも 平和な秘密基地です。 あの戦いから、例の悪ガキ3人も

姿を見せなくなっておりました。

そして 「悪ガキの兄」も 来なくなっていました。

 

ただ、小さなお子様たちは、おいでになっておられました。

小さなお子様たちは、ここが安全だと 理解しておりました。

 

「まさし」も 遊びにきていたので、 彼が、暴走しないかぎりは、

此の上無い、安全な場所でした。(常に用心棒がいる感じ)

 

この頃、流行したのが、「車ごっこ」です。

「一輪車」や「リヤカー」を 自動車に見立てて遊びます。

「ブーン」とか「キキーン」とか ひたすら 走り回るのです。

 

僕たち、子供といえども 運転には、そうとう、自信がありました。

なんせ  学校帰りには、廃車置き場に行って、車を運転しておりました。

ただ タイヤが付いていないのが、残念でした・・・

(車の運転ちゃうやろ)  (*´∀`)ノ  エヘヘ

 

運が悪いと 見つかって、怒鳴られることも ありました。

 

話を戻しまして・・・

 

 

ぜーんぶ、わーちゃんの家から もって来ました。

わーちゃんの家には、面白い物が、たくさんありました。

交代で、乗ったり、運転?したり、しておりました。

 

これに 興味をお示しめしに なられたのが、小さなお子様たちでした。

「乗せて! 乗せて!」 と せがむのです。なんだかな~

仕方ないので、乗せてあげました。 (*´∀`)ノ  ナカスゾ

 

※ 良い子のみんなは、マネしては いけません。

 

ここは、遊園地では、ありません。 秘密基地なのです。

だんだんと テーマパークのように なって参りました。

ディズニーランドは、この秘密基地がモデルになって

 

そんな、たのしい~ たのしい~ 遊園地みたいな 秘密基地でしたが、

ある日、「まさし」がやってきました。

 

「おっちゃん、わーちゃん、カッチ、りゅーこ」も一緒でした。

まさしが、突然、言いました。

「おれ もう  みんなとお別れなんだ」と・・・

 

突然の話に びっくりする 我らが4人衆、まさしは、別の学校に

転校することになったようでした。

 

この前の 一件以来、仲が良くなったばかりでした。というより

別に仲が悪かったワケではなかったのですが、一匹狼タイプで

群れることが嫌いのようでした。

 

うちの隣に住んでいたときは、途中から引っ越してきて 1年も

経たずに 町内の別の場所に越して行きました。

 

隣にいたときは、よく遊びました。いつも おっちゃんが、泣かされて

いましたが、それは、それで 今思うと 楽しかったです。

 

遊ぶときは、いつも 「プロレスごっこ」でした。向こうは、いじめてる

つもりは、ないのですが、おっちゃんにしたら 必死でした。

「ハハハっ ハハハっ」 って 笑いながら つかまれて投げられました。

 

「まさし」は、いつも ヨダレを垂らしていました。

 

また 話を戻しまして・・・(また 脱線したんか)  (*´∀`)ノ  エヘヘ

 

その転校の話を 聞いた翌日に、「まさし」が家に やってきました。

どうやら おっちゃんに 話があるようでした。

 

まさし        : おまえに 必殺ワザを教えてやる

おっちゃん : えー いいの? でも なんで?

まさし        : だって おまえ弱いから・・・

 

みたいな 会話でした。

実は、この時、「まさし」は、ミニカーも くれました。

その ミニカーは、以前、一緒に遊んだときの ミニカーでした。

 

引越しまでに 何日あったのか  もう  忘れてしまいましたが、

1週間も無かったと思います。

 

この日から 「まさし」と「おっちゃん」の特訓が、はじまりました。

 

 

特訓といっても いつもの「プロレスごっこ」と一緒でした。

まさしの必殺ワザは、「ひじ打ち」です。いわゆる「ひじ鉄」です。

ひじで、「相手を叩く」ワザです。

 

ただ、「まさし」の場合は、違いました。

その「ひじ打ち」を放つときに「デンゴー!」と叫ぶのです!

 

なぜ 「デンゴー」なのか不明です。(聞いてもいない)

 

まずは、「叫ぶ練習」から はじまりました。

 

おっちゃん : デンゴー!

まさし        : 声が小さーい! もっと 大ーきく! 

おっちゃん : デンゴー! デンゴー!

まさし        : ちがーう! もっと  もっと でっかーく!

おっちゃん : デンゴー! デンゴー!デンゴー!

 

注:ちょとだけ 脚色~    (*´∀`)ノ  エヘヘ  ナイショ

 

次は、ワザの練習でした。

ひたすら 秘密基地のまわりの木を デンゴーしてました。

 

林で こっそりと練習してました。

デンゴー! デンゴー!デンゴー!

 

家に帰っても デンゴーでした。

もう デンゴーで、いっぱいでした。

なんとなく 強くなった感じがしました。   (*´∀`)ノ  デンゴー

 

いよいよ 引越しの日が、やってきました。

 

「まさし」が引っ越す当日、 たしか  午前10時に家を出ると聞いて

いたので、「わーちゃん」と「カッチ」と「りゅーこ」も一緒に

最後のお見送りに行きました。

 

「まさし」の家に着くと、 同級生たちが いっぱい集まってました。

もう 荷物は、全部、積まれていました。

 

ちょと照れたようすの「まさし」 みんなに  さよならを言いました。

おっちゃんたちも、さよならを言いました。

「まさし」は、泣いてましたが、必死に隠してました。

 

「まさし」のお母ちゃんが、みんなにお菓子を配ってました。

 

まさしの母ちゃん : 今まで  ありがとうね~

 

「まさし」のお母ちゃんは、優しい母ちゃんでした。

 

車が 出発しました。 最後のお別れです。  ( ;∀;)  マサシ アリガト

 

涙が溢れてきました。みんなも 泣いてました。

「まさし さよならー!元気でねー!」 みんなが 叫んでいました。

 

おっちゃんも 叫びました!

デンゴー! デンゴー!デンゴー!

 

と 心の中で叫びました。(心の中なんかーいっ!)

 

ありがとう まさし  一生忘れないよ。

まさしは、トラックの中で 泣いてるようでした。

 

まさしの乗ったトラックは、小さくなって 見えなくなっていきました。

 

まさしから 授かったもの・・・ それは、「必殺ワザ」ではなく

生きるための 「勇気」だったのかも知れない・・・

 

困難に立ち向かうとき いつも あの「デンゴー」を思い出すのでした。

 

今でも  ふるさとの町では、

ひじ打ちを「デンゴー」と呼ぶそうです。(しらんけど)

 

おしまい・・・

 

最後まで 読んでくれて ありがとうございます。

 

 次回、「豚を逃がした少年」

 

また見てね~

 

(*´∀`)。o○  デンゴーは、 世界を救うもの