
前回の続きです。コールマンのクーラーボックス「テイク5 MODEL 5205」に保冷力で負けたのが、こちらの「シマノ ホリデークール 60」です。負けたといっても、わずかな差ではあります。
記事をご覧になっていない方のために説明すると、500mlの凍らせた水入りペットボトルを1本だけ入れて、氷がすべて溶けるまでの時間を計測する、というものです。氷がすべて溶けた時点で終了となります。
なんとも信頼性に欠ける実験ではありますが、ほとんど自己満足の世界で楽しんでいます。保冷力が1~2時間変わったところで、日常生活に大きな影響があるわけでもありませんけどね。
↓ 凍らせたボトルはこれです

ちなみに、水を凍らせた500mlのペットボトルをそのまま室内(気温約27〜29℃)に置いておいたところ、約4時間で氷はすべて溶けました。
実験としては、環境条件にやや曖昧な部分もあるため、厳密なデータとは言えませんが、あくまで目安として参考にしていただければと思います。
実験結果は、以下の通りです。

(左)イスカ (中央)コールマン (右)シマノ
測定環境:室内(気温27~29℃)
| 製品名 | 保冷時間 |
| イスカ コンパクトクーラーバッグ(L) | 11時間 |
| コールマン テイク5 ハンディ クーラー MODEL 5205 | 13時間 |
| シマノ ホリデークール 60 | 12時間 |
という結果でした。
※保冷時間に関する注意
測定時の気温が2℃異なる場合(27℃と29℃)には、保冷時間が約7%程度変動するとされます。たとえば保冷時間が11時間の場合、その7%はおよそ46分に相当します。このように、ある程度の時間差は誤差の範囲と考えられるため、保冷時間はあくまで参考値としてご理解ください。また、ペットボトルの氷が溶けるまでの時間は、使用する水が水道水か浄水器の水か、冷凍庫の温度や凍らせ方などの条件によっても結果が異なるようです
こうして見ると、「イスカ コンパクトクーラーバッグ」と「シマノ ホリデークール60」の差は、わずか1時間です。誤差の範囲ともいえますが、ハードクーラーの威信にかけて、もう少し保冷力を伸ばしたいところです。
ついでに、コールマンとのリベンジです。もしコールマンを上回る結果が出れば、我が家の小型ハードクーラーとして、さらに頼もしい存在になります。保冷力をDIYでどこまで向上させることができるかに、期待がかかります。
と、その前に、「シマノ ホリデークール60」について、簡単に説明をしておきたいと思います。
ということで、さっそくご紹介です。
↓ これです

● 色:グレー
● 品番:NJ-406U
● 容量:6L
● 外寸法:217×334×221 mm(幅×長さ×高さ)
● 内寸法:143×259×150 mm(幅×長さ×高さ)
● 断熱構造:発泡ポリスチレン
● I-CE値(h) :24
● 重量:1.1kg
● 付属品:ショルダーベルト
「I-CE値」とは、シマノが自社製品のクーラーボックスの保冷力を表すために用いる指標です。具体的には、クーラーボックスの内容量の20%の氷を31℃の環境下で何時間保持できるかを数値化したものです。
ちなみに20%の氷の量は、約1.2Lです。500mlのペットボトルでは2.4本分になります。それをもとに逆算すると500mlのペットボトル1本では、気温31℃では、約10時間氷を保持できる計算になります。実際の保冷性能は氷の量に比例するものではないので、あくまでざっくりな計算です。
ペットボトルの容器の影響で若干、保冷時間が伸びるかもしれませんね。そう考えると、実験でホリデークール60が、12時間氷を保持できた結果も納得できるかもしれません。気温も31℃以下でしたからね。
余談ですが、ハードクーラーの場合、凍ったペットボトルを入れると、本体自体にある程度の熱があるため、その熱が氷に吸収されてしまいます。そのため、ボックスの容量が大きくなるほど、氷が早く溶けてしまう可能性もあります。
そう考えると、イスカのクーラーバックは断熱力こそ劣るものの、内部空間が狭く、さらにアルミ蒸着の断熱材を使用していることや、「凍ったペットボトル1本」という条件では有利に働いた可能性もあります。

出典:Amazon

出典:株式会社シマノ
あーだの、こーだの、言ってる場合ではありませんでした。笑
先へすすみます。

蓋を開けるとこんな感じです。

付属のショルダーベルトです。

参考までに500mlのペットボトルを入れてみます。横に約5cmの余裕があります。

ペットボトル2段で、上の高いところで約2cmの余裕があります。画像ではもっとあるように見えますが、一番高いところではそのくらいです。

さて、ここから蓋を断熱して、保冷力を高めていきます。

本体から蓋を外します。

分解します。中はこんな感じです。

アルミシート、アルミテープ、両面テープを用意しました。

スマイルキッズ(SMILE KIDS) アルミシート ABO-04です。
( 900×1800 重さ63g )

アルミ+PE樹脂の素材です。厚さは0.6mmです。重ねて使うことも想定して薄いものにしました。

蓋部分ですが、最初は発泡スチロールを入れようと考えていましたが、アルミシートも余っていたので、蓋の形状に合わせて4層に折り曲げて配置することにしました。最終的には6層になります。アルミシートは空気の層がふわっとできるように配置します。
発泡スチロールは比較的湿気に強い素材とされていますが、結露などによって構造内にわずかに水分が入り込むことがあるようです。内部に湿気が溜まると、断熱効果が低下する恐れもあります。普段の使用では特に問題はないと思いますが、蓋の構造を見て少し気になったので変更してみました。
一方、アルミシートは金属の層で水分をほとんど通さず、空気の層と組み合わせることで湿気の影響をより効果的に防げます。結露が発生する場合もありますが、アルミの表面は乾きやすく湿気がこもりにくいため、長期間にわたって安定した断熱効果を期待できます。
さらに、熱を反射する性質により、湿度の高い環境でも断熱性能を維持しやすい素材です。もちろん、シートの隙間をしっかり処理することも重要ですが、逆に速乾性もアルミシートの大きな強みと言えます。
断熱性能そのものは発泡スチロールに軍配が上がりますが、アルミシートは赤外線の反射効果や、複数の空気層を重ねることでさらに高い断熱効果を発揮できる点に期待しています。といっても効果は微々たるものかもしれませんけどね。
もっと断熱効果を上げる方法として、発泡スチロールとアルミシートを組み合わせるハイブリッド構造も考えられますが、今回は見送ることにしました。

上にアルミシートを1枚貼ります。これで5層目です。

外蓋の内側にもアルミシートを1枚は貼ります。

これらを組み合わせて、「アルミシート6層+ふわっと空気層」にします。
NASAもびっくりな断熱システムですが、効果は未知数です。笑

アルミシートが薄いので、まだ詰め込む余裕はありますが、このくらいで止めておきます。

さて、次は本体です。

外装と断熱材を分解していきます。

内装と断熱材も外します。

両面テープを必要な箇所に貼ります。

アルミシートを巻きます。

包み込むようにアルミシートを巻いてみました。アルミテープも用意しましたが、特に無くても問題ないです。せっかく用意したので、固定用で使ってます。

本体に収めていきます。

しっかり収まりました。

次は内装側です。

こちらも両面テープを貼っていきます。

アルミ面を内側に向けて貼ります。

こんな感じで留めてます。アルミテープ大活躍w

内装を収めていきます。

断熱完了です。

この時点の重さは1032gです。

さて、気になる実力とは?
次回の「ホリデークールの保冷力(後編)」では、改造前と改造後の保冷力の比較や、ショルダーベルトの交換、スベリ止めゴムの追加なども行っていきます。今回のDIYをさらに超える保冷力アップの秘策?もご紹介します。
ということで、今回はここで終わりになります。
↓ 百有釣具byfishing 様の動画です(SHIMANO NJ-406U 6L)
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また見てね~
(*´∀`)。o○ いやいや、自己満足の世界やから~



