
今回は「バッテリー診断機」の話です。バッテリー診断機は、鉛バッテリーの状態を調べるツールで、電圧や性能をチェックして、正常かどうかを判断します。特にバッテリーの劣化具合が把握できるので、とても便利です。
バッテリー診断機には高機能な製品も多くありますが、今回ご紹介するのは、必要最小限の機能を持ち、レトロ風?なデザインの製品です。特に高機能というわけではありませんが、操作が簡単で分かりやすい診断機です。
気になるのは診断精度です。高精度な製品と比較できれば、ある程度性能を把握できるのですが、手元にそのような機器がないため、実際の性能がどの程度かは正直わかりません。現時点で言えるのは、非常に使いやすいという点だけです。
設定を一度行えば、あとはボタンを数回押すだけで測定開始。電圧、内部抵抗値、CCA値など、必要な情報がすぐに得られます。でも、使いやすい製品は他にもたくさんありますからね。結局は、好みの問題です。笑
ということで、さっそくご紹介です。
↓ これです

■ バッテリー アナライザー OPTIMA(オプティマ) GTP-074
● 品番:GTP-074
● 寸法:横75x奥行30x総高120mm
● 重量:約240g (本体)
● コード:長さ900mm
● 付属品:ソフトケース
発売元は、「ジーダブルインターナショナル株式会社」になります。
【 製品仕様 】
・CCA(コールドクランキングアンペア)の測定
・CA(クランキングアンペア)の測定
・MCA(マリンクランキングアンペア)の測定
・極板の内部抵抗値の測定(mΩ)
・開放電圧の測定(V)
・バッテリーの劣化判定
・充電状態の判定
・12V鉛バッテリー専用
【 製品説明 】
バッテリーアナライザー GTP-074 バッテリーのコンディションを診断、CCA・CA・内部抵抗・電圧測定、OPTIMA、VARTA、AGM、ISS(アイドリングストップ車用)、HV(ハイブリッド車用)、MF(メンテナンスフリー用)、エコ用、液入りバッテリーに対応。

こんな感じです。

裏です。

簡易説明書のQRコードがあります。

電源を入れてみました。

表示はこんな感じです。デジタル風なブロック表示です。

ワニグチクリップです。よくみると少し変わった仕様です。

ワニグチクリップのプラス端子とマイナス端子にそれぞれ2本ずつ接続線が付いており、計4本の線が施されています。調べてみると、これは「4端子測定方式」と呼ばれる測定方法のようです。4端子測定方式とは、四端子法またはケルビン接続とも呼ばれるもので、微小な抵抗値を高い精度で測定するための手法のようです。
4端子測定法は、電流を流す線と電圧を測る線を分けることで、配線抵抗の影響を受けずにバッテリーの内部抵抗を正確に測定する方法です。2端子測定法では配線抵抗が測定値に影響しますが、4端子測定法ではそれを避けられます。

ワニグチクランプの先端はこんな感じです。

実際に測定してみます。

設定の詳細は説明書に書いているので、ここでは省略いたします。

バッテリーが車両に接続されていない場合は「OUT OF VEHICLE」を、バッテリーが車両に接続されている場合は「IN VEHICLE」を選びます。

エコ車用、アイドリングストップ車用、ハイブリッド車用の場合は、この設定です。

バッテリー記載のCCA値を入力し、Enterキーと進みます。

測定結果は電圧は12.83V、CCA値は363でした。(CCA値2000まで測定可能)
CCA値500と比べると、すごく低いです。診断機の販売元に確認したところ、アイドリングストップ車用のバッテリーは、メーカー公表値より低く表示されることが多いようです。これはバッテリーの特性によるものということでした。
販売元の担当者も、バッテリーの基準CCA値は絶対的な指標ではないと説明していました。これは、メーカーの診断機の性能やアルゴリズムを、簡易診断機で正確に再現するのは難しいためとのことでした。
簡易診断機はあくまで、バッテリーの劣化度合いを調べるためのツールということのようです。使い方としては、新品バッテリーを測定し、その数値を基準に劣化状態を判断する方法が望ましいとのこと。
【GTP-074 簡易手順書より一部引用】
新品個体の満充電時に測定した値を記載しておく事が重要です。カタログやバッテリーの仕様書に記載されているオフィシャルの数値は全く意味を持ちません„ メーカ一やシリーズによっても個体差を生じます。実測の値をなお且つ同一の測定器で測定して新品時より、25%性能低下した時が交換タイミングです。
なるほど、新品のバッテリーを測定して、その数値から25%低下したら、交換の目安ということですね。たとえば、CCA値400のバッテリーでは、400×0.75=300って感じで、CCA値300以下で交換の目安って判断です。最終的にはCCA値を含め、総合的な判断になると思いますけどね。

バッテリーの内部抵抗値は、5.0mΩです。(45mΩまで測定可能)
この場合、新品時で5.0mΩとすると25%の性能低下で考えると「5.0mΩ×1.25=6.25mΩ」で、6.25mΩ以上で注意かもしれませんね。

HEALTH (ヘルス) は100%でした。
劣化状態(%):0%(不良) ~ 100%(良好)

CHARE(チャージ) は、100%でした。
充電容量(%):0% (11.8V) ~ 100% (12.8V以上)

で、「Good battery」です。
自動判定の結果には、以下の通りです。
・「Good battery」 バッテリーは良好で、充電量も十分です。
・「Good RECHARGE」 バッテリーは良好だが、充電が必要です。
・「CHARGE RETEST」バッテリーを充電し、再度テストが必要です。
・「REPLACE」バッテリーの交換時期です。
・「BAT CELL REPLACE」 バッテリーを交換してください。
どこまで信頼できるかは分かりませんが、バッテリー交換のひとつの判断基準にはなります。何度も使用して経験を重ねることで、この診断機の特徴も分かってくると思いますが、それにはもうしばらく時間がかかりそうです。
ということで、今回はここでおわりになります。



↓ Paparin Channel 様の動画です ( Meltec ML-100 Battery Analyzer )
↓ H&C 様の動画です ( バッテリーテスター VS 日立バッテリーテスター )
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また見てね~
(*´∀`)。o○ バッテリー診断機もいろいろあるからね~


