これは「オプティマス ポラリス オプティフューエル」という製品にな
ります。キャンプなどでお湯を沸かしたり、調理をするときに使用する
燃焼器具です。ストーブやバーナーとも呼ばれます。
燃焼器具には、さまざまな種類がありますが「ポラリス」は、マルチフ
ューエルタイプの製品になります。いろんな燃料が使えるので、災害時
など、目的の燃料が入手できない場合でも、柔軟に対応することができ
ます。
そんな頼もしい「ポラリス」ですが、日本未発売の製品になります。
「ポラリス」は、OD缶(アウトドア用ガス缶)も使えるのですが、どうや
ら国内の安全基準に適合していないため、販売ができないようです。
ちなみにガスを使用しない、同メーカーの「OPTIMUS NOVA」は、国内
でも販売されております。「NOVA」もマルチフューエルタイプなので
ですが、より汎用性を考えると「ポラリス」が便利に思えたので、個人
輸入で入手しました。
※アマゾンやオークションなどでも販売されていることもあります。
ということで、さっそく紹介です。
↓ これです。
■ Optimus Polaris Optifuel - Black Edition
(オプティマス ポラリス オプティフューエル - ブラック エディション)
● 型式:ハイブリッド
● 燃料:無鉛ガソリン、白ガソリン、石油、軽油、ガス、ジェット燃料
● 材質:ステンレス、真鍮、アルミニウム
● 寸法:140 mm(長さ)×80mm(幅)×65mm(直径)
● 重量:330g(本体)、145g(ポンプ) (実測値 本体325g ポンプ125g)
● 付属品:マルチツール、ウインドスクリーン、収納袋、潤滑剤、説明書
※フューエルボトル(別売)
----- 製品性能 (ガス) -----
燃料種類:ブタン、イソブタン、プロパン
燃焼時間:最高出力で最大105分 (230g ガスボンベ使用)
沸騰時間:水1Lを4分で沸騰(条件による)
最大出力:5,300 ワット / 18,000 BTU/h (英国熱量単位)
----- 製品性能 (液体燃料) -----
燃料種類:無鉛ガソリン、白ガソリン、灯油、軽油、ジェット燃料
燃焼時間:最高出力で最大100分(400ml 燃料を使用)
沸騰時間:水1Lを3.4分で沸騰(条件による)
最大出力:4,200 ワット / 14,340 BTU/h (英国熱量単位)
出典:Optimus
こちらは「オプティマス ポラリス オプティフューエル」でも「ブラッ
ク エディション」になります。ポラリスには、部分的に緑色が使われて
いる製品と黒が使われている製品の2種類があります。
以前は、「ポラリス オプティフューエル タクティカル」の名称の製品
も販売されておりましたが、いつの間にか「ブラック エディション」に
変更されてました。
↓ オプティマス ポラリス オプティフューエル - ブラック エディション
Optimus Polaris Optifuel - Black Edition
ストーブ本体です。火力調整バルブの出っ張りが気になりますが、コン
パクトな作りになってます。
ポットサポート(脚・五徳)を開くとこんな感じです。
出典:Optimus
ポンプです。金属製なので少し重くなりますが、耐久性がありそうです。
燃料ホースの接続部は、OD缶と同じ形状(T型)になってます。
燃料ボトルを取り付けました。ポンプの向きで 「ON・OFF」があります。
燃焼時は「ON」が上になるようにボトルを設置します。
消火する場合は「OFF」が上になるようにボトルを反転させます。フュー
エルホース内の燃料が燃え尽きると消火します。
消火するまでにかかる時間は、バルブを最大に開けた状態で約40~50秒
のようです。燃料が多い場合は、それ以上の時間がかかります。
バルブを閉めれば、すぐに火が消えますが、ボトル内に圧力がかかった
状態になるので、反転消火がおすすめのようです。
出典:Optimus
↓ ストーブの構造はこんな感じです。 (パーツ名称)
出典:Optimus
OD缶を取り付けました。通常は「ガスモード」で使用しますが、低温の
環境では「リキッドモード(液出し)」として、使用することができます。
液だしで使用する時は、接続部のサポート脚を展開させ、OD缶を逆さ
に反転して設置します。
出典:Optimus
マルチツールと潤滑剤です。マルチツールの磁石を使って、本体のクリ
ーニングニードルを動かして、ノズルの清掃ができます。
出典:Optimus
左:クリーニングニードル 右:ノズル (ジェットorニップル)
本体内の「ノズル」と「クリーニングニードル」になります。こまめに
清掃することで、ノズルの詰まりを防ぐことができます。
出典:Optimus
清掃方法は、マルチツールでストーブ本体の下部を前後に動かします。ス
トーブ本体ごと上下に振っても、同じように清掃させれます。
収納袋です。薄めの素材で使いやすいです。
取扱説明書です。国別に解説されてますが、日本語はありません。
マニュアルPDF(英語版)は、こちらになります。
OPTIMUS 輸入代理店「株式会社スター商事」のNOVA用の 取扱説明書 が
分かりやすいです。
■ オプティマス (OPTIMUS) フューエルボトル タクテイカル
● 型番:8019622 (0.6L)、8020325 (1.0L)
● 材質:アルミ製
● 寸法:217mm x Φ73mm (0.6L)、272mm x Φ80mm (1.0L)
● 重量:159g (0.6L)、242g (1.0L)
● その他:チャイルドセーフキャップ、キャップ紛失防止用ホルダー
OD缶を取り付けて点火しました。着火には少しコツが必要ですが、バル
ブを開くと勢いよく炎が上がります。
次に液体燃料を使ってみます。液体燃料での使用方法ですが、ざっくりな
説明なので、読み飛ばしてください。
①ボトルの給油とポンプの取り付け
ボトルに燃料を入れます。燃料の量はボトルの3/4 を超えないように注意
し、ポンプの燃料バルブが閉まっていることを確認し、ボトルにポンプを
取り付けます。
②燃料ボトルとホースの取り付け
フューエルホースを接続します。ポンピングを行います。ポンピングの回
数は、燃料がボトル3/4の時は約25 回、半分未満の時は約40 回が目安です。
ボトルをポンプ上部に表示してある「ON」の文字が上になるように置きま
す。
出典:Optimus
③ストーブ本体の予熱
ポンプの燃料バルブを開きます。本体のコントロールバルブを左に1/2回
転回させてバルブを開くと、ノズルから燃料が噴き出します。
燃料を本体下部のウィックにしみ込ませた後、バルブを閉めます。バルブ
を開く時間は、ホワイトガソリンで約2 秒、灯油、軽油の場合は約4 秒が
目安です。
出典:Optimus
④点火
本体下部の窓からマッチ等でウィックに着火します。予熱の炎が弱まった
ところで、本体のバルブをゆっくり開いて燃焼させていきます。
⑤消火
燃料ボトルを反転させ、「OFF」の文字が上になるように置きます。消火
するまでにかかる時間は、バルブを最大に開けた状態で約40~50秒のよう
です。燃料が多い場合は、それ以上の時間がかかります。
↓ ホワイトガソリンを入れて、燃焼させてみました。
炎が見えにくいですが、安定して燃えています。燃焼音はガスの方が大
きいですね。
テーブルの上で直接燃焼させてますが、熱による痛みや焦げを防止のた
め、バーナーシートなどを下に敷いて使用した方が安心です。
燃焼音は大きいです。燃焼音も醍醐味って方もおられますが、静かな方が
何かと都合が良いです。 サイレントバーナーキャップも試してみたくなり
ますね。
後編では、サイレントバーナーキャップや小物なども揃えて、自分好みに
仕上げていきたいと思います。
ということで、今回はここでおわりになります。
↓ a.ulenty outdoor 様の動画です。( OPTIMUS NOVA&Polaris )
↓ yamdpipe 様の動画です。( 灯油、ガソリン、軽油を混ぜてみた )
最後まで 読んでくれて ありがとうございます。
また見てね~
(*´∀`)。o○ 支離滅裂な記事になっちゃった~