夢道具

自分のための雑記帳

燃えろ!ケロシン1号 (後編)

 

 

これは古いバッグです。「ケロシン1号」が入るバッグはないものか?と

家の中を探していたら見つけました。さっそく入れてみるといい感じに収

まりました。

 

あれこれと詰め込んだので、見た目以上にパンパンな状態ですが、バッグ

が丈夫なつくりだったので、なんとか詰め込むことが出来ました。

 

そうです。そうなのです。「ケロシン1号」がついに完成いたしました~

パチパチパチ・・・

 

一人で喜んでおりますが、苦労した分、喜びもひとしおです。いや、苦労

とは違うな、むしろ楽しんで作ってましたからね。

 

使い勝手としては、とても使いやすいと言えるものではありませんが、

ロシン君には、男のロマンが詰まっております。笑

 

このバッグと灯油さえあれば、どこに出かけても大丈夫。たとえ極寒の地

であっても、暖かく過ごすことが出来るでしょう。 

 

ということでさっそく、前回のつづきからどうぞ。

 

 

さて、その後のケロシン君ですが、本体を磨いて洗浄後、ラッカースプレ

ー(クリア)を吹き付けました。樹脂パーツは黒く塗装しました。

 

本体に溶接されている部品は、そのままにしました。芯を上下させるハン

ドル部分も、もとの部品を使いました。

 

給油口には、ステンレス製のプレートを取り付けました。丸いフタ(黒)は、

もとからあった部品で、灯油が無くなったことを知らせる油量センサーに

なってましたが、配線も切断してフタの部分だけを残しました。

 


底がこんな形になっているので、M4ステンレスネジ(120mm)を曲げて、

脚にしました。

 

 

本体は燃焼筒含め約1.7kgあるので、脚の強度が心配でしたが、今のとこ

ろ問題なさそうです。

 

 

反対側です。 脚の取り付けは意外と面倒です。ワンタッチで開くような

脚が理想なんですけどね。

 

 

M4のスパナが便利でした。脚がしっかり固定できます。

 

 

芯を上下させるハンドルですが、固定できる部品を外したので、このま

までは、芯の調節ができません。

 

そこで、ゴムパッキン使ってハンドルの軸に抵抗を与えて、芯の重さで

下にさがらないように軸の部分に細工をしました。その結果、ミリ単位

の調節が可能になりました。

 

説明が難しいですが、ハンドルをゴムパッキンで固定したということ。

 

 

固定用のM4のネジがそのままですが、これはこれで手作り感があってい

い感じです。上の黒いつまみネジは、ストーブの反射板を固定するネジで

す。(もう1つは予備)

 

 

芯です。構造がシンプルなので、芯の取り替えも簡単です。

 

 

このストーブはガラス繊維の芯なので、から焼きクリーニングで、きれ

いになりました。芯の寿命は、一般には3年~5年と言われているよう

ですが、まだまだ使えそうです。

 

 

これはBICのガスライターを改造した「フリント式ライター」です。ケー

スに入れて、両面テープで貼り付けました。収納バッグにはガスライター

(圧電式)も入れてますが、着火しなくなった場合の予備です。

 

 

以前ブログで記事にした、あのライターです。

 

 

そういえば、全体を撮影してなかったので~  パチっ

 

 

アルミの皿を用意しました。燃焼筒の上に乗せる五徳を探していたので

すが、ちょうどいいサイズが見つからず諦めてましたが、ぴったりの皿

を見つけました。

 

食品を温めたりするにも便利ですし、小さいクッカーも乗せることがで

きます。大きなクッカーは皿を外してそのまま乗せます。アルミの皿が

燃焼筒のフレームにぴったりハマるので便利です。

 

 

アルミの風防をストーブの反射板にしました。新品の風防も用意したの

ですが、どうもしっくりこないので使い古した風防を付けたら、お似合

いでした。古いもの同士でばっちグーでした。

 

 

アルミバットを除いた本体と反射板の重量は、約2.1kgありました。

 

 

点火してみました。最大火力です。

 

 

風が無いところでは問題ありませんが、屋外ではガラスの外筒が必要に

なりそうですね。普段使いでは、この半分の火力でも十分ですね。

 

 

カートリッジタンクが無いので、直接給油する必要があります。どのくら

い灯油が入るのか調べてみました。空の状態で約350ml入りました。

 

灯油を入れた後、今度は注射器で抜き取りました。約250ml ありました。

おそらく、100ml 近く芯が吸い上げたと思われます。

 

※ストーブの構造上、油受け以上の高さに灯油を入れると漏れる危険があ

るので、350ml 以下におさえて給油してます。

 

 

ちなみに注射器は、ストーブ使用後にタンクに残っている灯油を抜き取

る為に用意したものです。タンク内に灯油が残っていても漏れる心配は

ありませんが、車などで移動する際は抜いた方が安心です。

 

 

これをすべて収納バッグに入れます。携行缶ボトルは空の状態です。替え

芯までは必要ないですが、無くならないように一緒に入れます。

 

 

すべて収納した状態の重量は、3.2kg ありました。

 

 

一般の灯油ストーブと比べれば、コンパクトになりましたが、安全面では

不安もあります。目が離せません。笑

 

気になる燃焼時間ですが、灯油を350ml入れて炎を半分くらい(中)の状態で

2時間15分燃えてました。1リットルでは約6時間半くらいでしょうか?

 

トヨトミの資料では、1時間あたり平均で0.2リットル燃焼とあったので、

1リットルでは5時間ですね。

 

面倒なのは、灯油が350mlしか入れられないので、2時間おきに給油する

必要があるということです。すぐ忘れてしまいます。笑

 

 

携行缶ボトルの灯油が無くなったら、こんな感じでポリタンクから移し

ます。ポリタンクから直接ケロシン君に給油するの方が楽な気もします

が、細かな油量の調節は携行缶ボトルの方がラクです。

 

 

話を戻しまして、1Lで5時間燃焼できると仮定すると「灯油タンク(5L)+携

行缶ボトル(1L)」の6Lでは、約30時間は燃焼できそうです。

 

そのくらい燃えてくれれば、1泊2日程度のキャンプなら問題なさそうです

けどね。ちなみに18リットルの灯油タンクでは90時間燃焼できます。

 

----- 追   記 -----

 

 

ケロシン君の水平を確認するために2種類の水平器を用意しました。

 

 

丸型水平器の方は、マグネット付なので便利そうです。ミニレベルの方は

比較のために用意しました。

 

 

どちらもそれなりに使いやすいですが、丸型水平器が便利ですね。傾き

がひと目で確認できます。そもそも水平器を置いた所が平らなのか微妙

ですが、あくまでも目安です。

 

ミニレベルの方は、ストーブの設置場所の水平確認などに使えそうです。

丸型水平器よりも、少しだけ長さがあるので正確な気がします。笑

 

ということで、今回はここでおわりになります。

 

 

そろそろソロキャン! 様の動画です。( 石油ストーブのコンパクト化 (1) )

 

そろそろソロキャン! 様の動画です。( 石油ストーブのコンパクト化 (2) )

 

最後まで 読んでくれて ありがとうございます。

 

また見てね~

 

 

 

 

(*´∀`)。o○  コンパクトなところだけが取り柄なのです。