今回も「履きやすい冬靴」の話になります。前回に続き、ローカットの冬靴についてですが、驚くことに世の中には「冬用サンダル」というものもあります。しかも、その「冬用サンダル」を履いて雪道を歩いている広告もありました。
さすがに「冬用サンダル」では、雪道を歩くのは難しいと思いますけどね。ローカットの靴でも雪道は不安なのに、「サンダル」ですからね。スノーブーツの立場からすれば、「うそやん!」って感じでしょうか? でも、少し興味はあります。」
さて、前回の記事でも登場したメレルの「コールドパック 3 サーモ モック ウォータープルーフ」が今回の主役ですが、ざっくり説明をすると・・・
● メレル独自の透湿防水技術と撥水性と耐久性のあるレザーアッパーを採用。
● ダブルストレッチゴアを配置した脱ぎ履きが簡単なモックタイプ。
● 軽量インサレーションとSOLARCORE®インサレーションの優れた保温性。
● ヴィブラム アークティックグリップ オールテレイン の優れたアウトソール。
という靴になります。
紐靴に比べ、フィット感や足を固定する力は劣りますが、紐を結ぶ手間がないため、素早く履いたり脱いだりできるのが大きな利点です。加えて、シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力です。
ということで、改めてご紹介します。
↓ これです。
■ MERRELL(メレル) コールドパック 3 サーモ モック ウォータープルーフ
● 品番:J037207
● カラー:ブラック (BLACK ) ※アース (EARTH)
● 素材:天然皮革
● サイズ:Men's / 25.0cm~28.0cm, 29.0cm, 30.0cm
● 重さ:約470g (27.0cm/片足)
【機能・マテリアル】
● M-select DRY BARRIER ウォータープルーフ メンブレン
メレル独自開発の透湿防水性に優れたメンブレンを搭載。
● 撥水フルグレインレザー アッパー
撥水加工を施した耐久性に優れるフルグレインレザーアッパー。
● ダブルストレッチゴア
履き口の両側に配置された2つのストレッチバンドにより容易な着脱が可能。
● トゥキャップ
つま先部のラバーが外部の衝撃から足を保護する。
● リサイクル ウェビング
100%リサイクル素材を採用したウェビング。
● リサイクル フリースライニング(裏地)
保温性を保たせる100%リサイクル素材を採用したフリース素材の裏地。
● M-select WARM インサレーション
メレル独自開発の高断熱素材を200g搭載し保温性と快適性を保たせる。
● SOLARCORE®(ソーラーコア®) インサレーション
NASAの宇宙服でも使用されている極薄で柔軟性があるエアロジェル断熱材を搭載し、優れた保温性を発揮する。
● リサイクル メッシュフットベッドカバー×Cleansport NXT™防臭加工
100%リサイクル素材を採用しCleansport NXT™防臭加工を施した通気性の高いメッシュフットベッドカバー。
● リサイクル PUフォームインソール
5%リサイクル素材を採用したクッション性に優れるポリウレタンフォームのインソール。
● 成型ナイロン アーチシャンク
アーチ(土踏まず部)をサポートし、長時間の歩行でも疲労軽減に期待ができるナイロンシャンク。
● メレル エアークッション
歩行時における踵部の衝撃を吸収し、疲労軽減に期待ができるクッションシステム。
● EVAフォーム ミッドソール
弾発性を向上させたクッション性・安定性に優れる軽量EVAフォーム。
● Vibram ARCTIC GRIP ALL TERRAIN (ヴィブラム アークティックグリップ オールテレイン) アウトソール
イタリアの世界的ソールメーカー"Vibram (ヴィブラム)"の凍結路面に対応するアウトソール。新しいコンパウンドとラグパターンにより、凍った路面だけでなく雪上でも優れたグリップ性を発揮する。
出典:Amazon
■MERRELL(メレル)とは
1981年、アメリカ発祥のアウトドアブランド「MERRELL」は、カスタムメイドのカウボーイブーツ職人ランディ・メレルがハイキングブーツを作り始めたことから歴史がスタート。現在、世界160ヵ国で愛され続けています。
COLDPACK 3 THERMO MOC WATERPROOFコールドパック 3 サーモ モック ウォータープルーフ[メンズ] – MERRELL 公式オンラインストア
サイズは27cmです。普段は26.5cmを履いていますが、ワンサイズ上げてちょうどいいです。メレルの靴は全体的に少し小さめな感じです。
横から見るとこんな感じです。
「Vibram ARCTIC GRIP ALL TERRAIN (ヴィブラム アークティックグリップ オールテレイン) 」のアウトソールです。
前回も説明しましたが、メレルのウィンターシューズに搭載されているグリップは2種類あります。
①Vibram Arctic Grip
(ヴィブラム アークティック グリップ)
「氷上・凍結路」で優れたグリップ性を発揮するアウトソール。
※Arctic Gripは2016年にMERRELLとVibram社によって共同開発しました。
②Vibram Arctic Grip All Terrain
(ヴィブラム アークティック グリップ オール テレイン)
「雪道・氷上・凍結路」で優れたグリップ性を発揮するアウトソール。
ARCTIC GRIP ALL TERRAINは、雪道や氷上だけでなく、オールラウンドな性能に進化したアウトソールです。
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
ミドルカットの靴と並べてみました。
タイプの違う紐靴と比べてどうする?って話ですが、一応参考までに・・・
(左) MERRELL COLDPACK 3 THERMO MOC WATERPROOF
(右) MERRELL MOAB FST ICE+ THERMO
こうして見ても「サーモ モック」はすっきりしていますね。笑(当然ですが)好みや用途の問題なので、どちらが良いという話ではないですけどね
右側の「モアブ FST アイスプラス サーモ」も少しだけ紹介すると、機能性とデザインが調和した靴で、柔らかくて、履き心地も抜群です。
足首部分をしっかりとサポートしてくれるので、ローカットの靴に比べて安定感が格段に向上します。特に雪や氷が積もった道を歩く際には、足首を固定することが転倒防止に繋がり、安全性を高めてくれます。
「アイスプラス サーモ」の説明をすると、ローカットの冬靴の影が薄くなってしまうような気もしますが、話はもう少しだけ続きます。笑
靴底です。ヴィブラムの「Arctic Grip(アークティックグリップ)」を搭載してます。確かメレルで最初に採用したシリーズだったと思います。 違ったかな?
凍結した路面でグリップ力を確保するために新しく開発されたアウトソールで、低温環境でも硬化しないラバーと超微細な突起が生む、氷上での圧倒的なグリップ力が当時のウリでした。
また、中央部の白い部分は感温変色型の特殊素材が埋め込まれ、周囲が氷点下になると青く変色し、凍結の危険性を知らせる機能もあります。
新旧アウトソールです。個人的には右側の新しいソールのデザインが好きです。シロクマの肉球からヒントを得て考案されただけあって、ラグパターンも肉球のような感じです。実際に肉球をイメージしたのか分かりませんが、そんな感じに見えます。
最後は「ミドルカット」推しの記事になってしまいましたが、進化した「Vibram Arctic Grip All Terrain(ヴィブラム アークティック グリップ オールテレイン)」は、魅力があります。今後のアウトソールの進化が楽しみになりますね。
ということで、今回はここでおわりになります。
MERRELL公式ウェブサイト:https:/merrell.jp
MERRELL ヒストリー:https:/merrell.jp/pages/about_merrell
↓ Shop Zappos 様の動画です。( Merrell Coldpack 3 Thermo Moc Waterproof )
↓ MERRELL JAPAN 様の動画です。( Vibram Arctic Grip )
最後まで 読んでくれて ありがとうございます。
また見てね~
(*´∀`)。o○ 濡れた氷の上は、苦手だけどね~