前回の続きになります。
紹介する製品は「FireBox Nano Stove / ファイヤーボックス ナノストーブ」
という製品になります。
正式には、「Gen2 Titanium Folding Firebox Nano 4 oz Ultralight Stove」
になります。
米国 アウトドア ブランド「FIREBOX」の製品になります。
日本でも、ウッドストーブが有名なので、愛用されている方も多いです。
製品には、いくつか種類があるのですが、今回紹介する製品は、その中でも
軽量でコンパクトな製品になります。
以前からある製品なので、いまさらなのですが、「軽量・コンパクト・多機能」
を考えると紹介したくなる製品です。
では、さっそく・・・ こちらは、チタン製になります。
ちょっと 並べ方を失敗してしまいましたが、こんなセットになります。
「トランギア製のガスバーナー」と「ガス缶の変換アダプター」は、
それぞれ別の会社のものです。
重量は、こんな感じです。
多少誤差がありますが、２つ合わせて 約396gです。
本体は、折りたたみ式になっているので組み立ては、とても簡単です。
組み立てると いびつ な形になるのですが、構造上仕方ないようです。
固形燃料用のプレート（右下）やアルコールストーブ（右上）も使える
ので、五徳としての幅も広がります。
五徳部分は、足と一体になっていて 回転させることができます（左上）
回転することで、ある程度クッカーの大きさに対応させることができます。
それと炎ガードもあります。（左下）炎からクッカーの持ち手を守ったり
微風なら風向きに合わせて 風防にも使えそうです。
あとは、こんな感じでウッドストーブになります。（割り箸 別売）
これが本来の姿？なのですが、各種オプションがあるので、ウッドストーブ
として使われる方が、少ないかも知れません。
ウッドストーブとしては、FIREBOX からも別の大きな製品を出しているので、
そちらの方が、使いやすいです。
「トランギア製のガスバーナー」を組み込むとこんな感じです。
バーナーヘッドは、それなりに重量があるのですが、実は、寒冷地では、
重宝するバーナーヘッドでもあります。（気化器付）
寒冷地などの気温の低い場所や季節によって長時間ガスを使用すると
気化熱によってガス缶の温度が下がり、ガスが気化しにくくなります。
これを「ドロップダウン現象」と呼びます。
一般的な液化ブタンガス（ノルマルブタン）では、気温が、５度を下回ると気化
しにくくなり 使えなくなると言われています。
ガスの種類よっては、「プロパン」や「イソブタン」などを配合した寒冷地仕様
のボンベでは、気温が氷点下になっても使えますが、沸点の低いガスから消費さ
れるので、ノルマルブタンだけが残ってしまい 気化しなくなります。
話を戻しまして、 このトランギアのバーナーは、気化器（予熱用パイプ）を
実装しております。
これにより液出しでガスが使えるので、「ドロップダウン現象」を回避して
使用することも可能になります。
※液出しでの使用は、火力も大きくなるので注意が必要です。
注：自己責任になります。
トランギアのガスバーナーは、ＯＤ缶用の製品になります。
ＣＢ缶を使用するには、「変換コネクター」が必要になります。
ガスの成分については、以下のような沸点の違いがあります。
■ ノルマルブタン 沸点 -0.5 ℃
■ イソブタン 沸点 -11.7 ℃
■ プロパン 沸点 -42.09 ℃
沸点の低いガスが、低温にも強いということになります。
総合的に考えて 「軽量・コンパクト・多機能」で考えると バランスのとれた
製品です。 使用できる燃料の選択肢が増えるので便利だと思いました。
燃料として ガスを使用する場合、ガス缶本体も荷物になるので、固形燃料は、
コンパクト化としては都合が良いです。
ただし 火力調整が難しいことや、ちょっとだけ使いたい時などは不便です。
「利便性重視」なのか 「軽量化重視」なのかで、意見の分かれるところで
すが、ガスを主に使用して 予備で固形燃料という方法も安心できます。
アルコールや固形燃料が出てくると当初の「ＣＢ缶ストーブでの軽量化」の
意味も薄れてしまうので、この辺りで終わりにしておきます。
最後まで 読んでくれて ありがとうございます。
また見てね～
(*´∀｀)｡o○ 固形燃料もアルコールも好きです♪
![トランギア ガスバーナー 純正品 Trangia Gas Burner 収納袋付き [並行輸入品]](https://m.media-amazon.com/images/I/41v7AuHy2zL._SL500_.jpg "トランギア ガスバーナー 純正品 Trangia Gas Burner 収納袋付き [並行輸入品]")
