夢道具

自分のための雑記帳

ガスライターの低温実験  

 

 

ガスライターの低温下での着火実験をやってみたいと思います。

本来なら冷凍倉庫などの温度変化の少ない環境が望ましいのですが、

それも難しいので、自宅の冷凍庫で冷やして実験したいと思います。

 

今回も誰も興味のない記事なのですが、面白そうなのでやってみました。

実験の流れとしては、保冷バッグに保冷材とライターを入れて、冷凍庫に

入れます。冷えたら取り出して、温度を見ながら着火を試みます。

 

実験するライターたちです。

 

BICミニライター J25 

新富士バーナー マイクロトーチ COMPACT(コンパクト) RZ-521BK

③ SOTO マイクロトーチ ACTIVE(アクティブ) ST-486BK

新富士バーナー スライドガストーチ RZ-520CBK

ウインドミル 内燃式ガスライター Quest(クエスト) w03-0003

 

特別参加:家にあったライター3個

 

※「SOTO」と「Shinfuji Burner」は、どちらも「新富士バーナー株式会社」

ブランドです。

 

 

【現在ライターに充填されているガスの成分】 

①: イソブタン

②④:ユニフレーム プレミアムガス  (イソブタン95%・プロパン他5%?)

③:新富士バーナー パワーガス RZ-760(ブタン88~92%プロパン8~12%)

⑤:東京パイプ株式会社  共用ガスボンベ(ブタン75%・プロパン25%)

特別参加:配合不明

 

 

ガスの配合割合がについては、ネットでの情報も含みますので曖昧な部分も

ありますが、このまま進みます。

 

自分としては、ユニフレームのプレミアムガスの実力が見たかったというの

が本音です。

 

イソブタンの配合割合が高いので、氷点下になっても安定して使えれば、

寒冷地では何かと便利なのです。

 

※撮影後、保冷材の下(前側)にライターを移動しました。

保冷材の下にライターを入れているので、保冷材に直接触れない状態。

 

このまま、冷凍庫に30分ほど入れてから実験です。

保冷材は、冷凍庫に入っていたものなので、この時点でも冷えてます。

 

それでは、さっそく結果発表です。

 

-3℃まで上がって ①と⑤だけが、着火できました。

BICミニライター J25 

ウインドミル 内燃式ガスライター Quest w03-0003

 

【測定方法】

-11.0℃にて、すべてのライターの点火試験を行います。

3回点火してもダメなら点かないことにします。

全てのライターが終了した時点で、また冷凍庫に入れます。(30分)

※ちなみに室内の温度は、約15℃にしました。

 

-7.0℃にて、すべてのライターの点火試験を行います。

先ほどと同じ手順です。※ここでも着火しない

 

-3.0℃にて、すべてのライターの点火試験を行います。

この段階で着火できたのは、①⑤だけです。

そのほかは、着火しませんでした。

 

注:参考までの実験なので、この結果が全てではありません。

 

保冷バッグからライターを取り出してる時点で、温度が上がってくるので

温度を4℃差に分けて実験してます。

 

ウインドミル 内燃式ガスライター Quest 

BICミニライター J25 

 

 

-3℃では、この2点だけが着火しましたが、実際には、-3度で保冷

バッグから出して 手に持った段階で暖められるので、少し温度は、上が

っていると思われます。

 

②③④にあたる「内燃式ライター」では、-11℃の段階からガスは、

出ているのですが、着火できませんでした。(火を近づけてもつかない)

 

②④はイソブタンなので、気化できるのですが、ライター内部でのガスと

空気との混合が出来ていないようです。

低温でも気化するイソブタンでも着火できないと意味がありません。

 

③もガスは出てましたが、着火しないです。

恐らく、プロパンなんだと思います。何度か「ボッ」と一瞬火が出ます。

 

ウインドミルのライターでは、低温でもガスと空気の混合が出来たよう

で着火しました。実は、ウインドミルは「-7℃」でも一度火がつきました

が、すぐ消えてその後は、着火しませんでした。

 

その後は、計測なしで、着火するまで全てのライターを順番に試しました。

その中で最初に着火したのは、100円ライターでした。

100円ライターが着火した段階で、②③④のライターも着火しました。

 

この時点の温度は、ライター本体温度は、3~5℃に上がっているような

体感でした。

 

 

まとめてみると・・・ (まとめになってないけど)

 

BICミニライター J25は、本体が小さいので、手に持った瞬間から温まりやすい

ことやガスがイソブタンであること、また フリント式のだったことで低温下で

も着火が可能だったと推定されます。

 

ウインドミルのライターは、充填ガスは「共用ガスボンベ」を使用していたの

ですが、プロパンも含まれているようなので、温度が-3℃まで上がったことで

ガスと空気の混合ができる状態になって着火したように思います。

 

あとは、点火装置の性能やガスの混合機構などが大きく左右すると思われます。

ウインドミル専用のガスボンベでは、もう少し結果が違っていた可能性もあり

ます。 ※専用ボンベなので性能が向上すると思われます。

 

イソブタンは、低温でも気化しやすいのですが、そもそもライター側に低温で

も点火、燃焼しやすい構造が必要です。

 

今回の実験では、ターボ式(内燃式)のライターの弱点も見えました。

ちなみに 「共用ガスボンベ」をスライドガストーチやマイクロトーチに入れて

も -3℃では、着火できませんでした。(同じ実験で)

 

ですが、手でしばらく暖めると着火できたので、温度の検証と言っても正直、

微妙なところなのですが、今回はこんな感じで終わりたいと思います。

 

不完全な記事になってしまいましたが、参考になれば幸いです。

 (*´∀`)ノ  参考にならない可能性大です。

 

 

Pascal Marquis Unbox 様の動画です。( ウインドミル 内燃式ガスライター)

 

SOTO Shinfuji 様の動画です。( 新富士バーナー スライドガストーチ

 

AyaYuki* CAMP 様の動画です。(SOTO マイクロトーチ ACTIVE )

 

本格的な冬になったら 今度は屋外で検証したいと思います。

周囲の温度の影響が少ないので、今回より正確な検証ができるかと思います。

ガスにこだわる必要はないのですが、ガスでの限界も知りたいところです。

 

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2022/11/21 ここから追記になります。

 

ウインドミルのガスボンベを購入してみました。

調べてみると以下ような配合になるようです。

(ノルマルブタン40~50%イソブタン30~40%・プロパン15~25%)

 

 

前回とやり方を少し変えて、冷凍庫からライターを出して保冷材の

上において実験しました。

 

 

結果的には、約-9℃で一発着火しました。(画像では-8.7℃)

着火できたのは、ウインドミルのライターだけです。

 

 

そのほかのライターでも、-2℃で着火できました。

今回も曖昧な実験でしたが、ウインドミルのガスボンベでは、前回の実験より

良い結果になりました。

それほど役に立つ情報ではないのですが、参考までに・・・

でも、氷点下の環境でも、手で暖めてすぐに使えるなら便利ですよね。

 

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2022/12/19 ここから追記になります。

屋外の気温が下がったので、実験してみました。

-8.5℃の屋外環境下で、約1時間ライターを放置してからの着火に成功しま

した。( 防寒手袋着用で一発着火 )

実験したライターは、ウインドミルのQuest(クエスト)です。

手ごたえとしては、もう少し気温が下がっても大丈夫?な感じがします。

(適当なことは言えないですが・・・)

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最後まで 読んでくれて ありがとうございます。

 

また見てね~

 

 

 

(*´∀`)。o○  不完全燃焼な記事になってもうた・・・