夢道具

自分のための雑記帳

触れずに測れる温度計

 

 

今回は、触れずに測れる温度計についての話になります。

放射温度計というものになるのですが、放射温度計とは物体から放射され

る赤外線や可視光線を測定して、物体の温度を測定するというものです。

 

放射温度計(非接触温度計)は、非接触で物体の温度を測定する機器

 

接触温度計も豊富に種類があるのですが、できればコンパクトなものが

良かったので、こちらの製品を購入しました。

調べてみるともう何年も前からある製品でした。 (*´∀`)ノ 見たことあった

 

業務で使用するワケでもないので、それなりの性能で十分なのですが、そ

れでもある程度、正確なモノが望ましいです。

 

ということで、別のデジタル温度計と比較して精度の違いをなど調べてみ

たいと思います。(いつものようにざっくりですが・・・)

 

 

■ 放射温度計 AD-5617WP(防水型) ㈱エー・アンド・ディ  

測定範囲: -33℃~+180℃   /  最小表示 0.2℃ (-9.8~+180℃)

測定精度: (25℃時) ±2.5%または、±2.5℃ (いずれか大きい値)

電源:LR44形電池2個  / 電池寿命:約30時間 (連続使用時)

寸法:18mm(H)×18mm(W)×82mm(L) / 重量:21g (電池含む)

付属:電池 LR44×2 、ストラップ、取扱説明書

 

 

とりあえず測ってみました。多少数値が異なりますが、ほぼ説明書通りの数

値になってました。

 

 

後部のキャップを外すと電池が現れるので交換が楽にできます。

 

ペットボトル(お茶)を使って温度の測定をしたいと思います。

温度を比較すために タニタのデジタル温度計と比べてみます。

精度としては、タニタの方が若干ですが、精度が上?のようなのでこちら

と比較してその差を確認していきます。

 

 

■ TANITA(タニタ)   デジタル温度計  TT-583

測定範囲:-50℃~+240℃   /  最小表示 0.1℃

測定精度:±1℃ (0~100℃)    ±2℃ (左記範囲以外)

電源:CR2323×1個  / 電池寿命:約1年 (毎日10分使用)

寸法:221mm(H)×43mm(W)×15mm(D) / 重量:40g (電池含む)

 

 

まずは、ペットボトルの外側から測ってみました。

温度は、5.4℃になってますが、測るたびに数値は変動します。

5.2℃だったり、5.6℃だったりと不安定な結果でしたが、概ね5.4℃が中間

のようです。

 

※透明なプラスチックやガラス越しでは、正確な測定ができない場合があ

ります。(説明書に記載あり)

 

 

ペットボトル内のお茶の温度を測ってみると4.8℃~5.6℃で変動します。

画像では、5.4℃になってますが、測定するたびに数値が変わります。

おおよそですが、こちらも5.2℃~5.6℃の範囲でした。(中間で5.4℃)

 

 

タニタの温度計(TT-583)で測定してみると 5.3℃と表示されました。

TT-583の場合、何度か差し替えても安定して5.2℃~5.3℃を表示するので、

こちらはあまり変動の幅がありませんでした。

 

両方を比較しても、ほぼ5.3~5.4℃程度なので、誤差の範囲のようでした。

ざっくり5℃ということでは、同じ結果です (笑)

 

どちらかというと「タニタの温度計(TT-583)」の方が測定数値の変動が少

ないので信頼できますが、AD-5617WPも非接触温度計としては、これで

も十分、実用範囲です。(測定する物により温度の変動あり)

 

ちなみに今回の測定では、AD-5617WPも近距離の測定だったので、ある

程度、正確な測定できましたが、測定物から離れると精度は落ちます。

原則、測定する物からの距離は、「 1:1 」にする必要があります。

 

「 1:1 」とは、測りたい箇所が1cmの範囲なら測定物との距離は、1cm

になるというものです。

 

1mも離すと測定対象は、1mの範囲と拡大してしまうので、正確な測定が

できません。また、反射するような金属も測定は苦手のようです。

 

対処法としては、黒いシールなどを表面に貼ってその部分を測定すること

で可能ですが、面倒でもあります。

 

ざっくりと説明してきましたが、多少、精度が落ちても触れずに測れるの

は便利です。大体の温度で十分という場面では活躍できると思います。

(それでは意味が無いと言われたら返す言葉はございませんが・・・)

 

今回の記事は、これでおわりになります。

 

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2022/11/29 追記です。

 

 

お湯を測ってみると、大きな差があったので追記しました。

高い温度(90℃)付近では、10℃近く差がでることもありました。画像では、

70℃付近での測定になりますが、5℃~6℃の差が出ていました。

 

透明な液体の測定は苦手のようです。ちなみにコーヒーでの測定では、

70℃付近で、1℃~3℃の差になってました。

 

高い温度での測定や透明な液体の測定では、差が大きくなりました。

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hakaihan 様の動画です。( 放射温度計)

 

エー・アンド・デイ(A&D)様の動画です。( 放射温度計 AD-5617 )

 

最後まで 読んでくれて ありがとうございます。

 

また見てね~

 

 

 

(*´∀`)。o○ ちょっと温度を測りたい時に便利です。