これは「パラフィンオイル」です。パラフィンオイルとは主にオイルラン
プやオイルキャンドル用の燃料としても使用されますが、一般的なパラフ
ィンオイルは、氷点下になると凍ってしまいます。
氷点下の環境でオイルランタンを使用する場面も少ないと思いますが、寒
冷地では当然ですが、冬には氷点下になることも想定されます。
凝固点の低い灯油を使えば、日本国内で凍る心配はありませんが、ニオイ
やススが気になる方もいらっしゃいます。できればニオイやススが少ない
「パラフィンオイル」を使いたいところです。
そんなパラフィンオイル派の要望に応えた製品が「マイナス70℃でも凍ら
ないランタン用パラフィンオイル」です。マイナス70℃ですから日本国内
であれば、どこの地域でも凍る心配はありません。
マイナス70℃じゃなくても、マイナス20℃まで対応でも地域によっては、
とても助かります。で、ふと思ったのですが、もしも市販のパラファイン
オイルと「マイナス70℃でも凍らないランタン用パラフィンオイル」を混
ぜたら、氷点下の環境でも凍り難いパラフィンオイルができるのではない
か? と・・・
ということで、さっそく販売元の東洋工業さんに尋ねたところ「主成分が
パラフィン系炭化水素なので、純粋な100%のパラフィンオイルとブレンド
することで融点を調整することが可能です」(一部省略)とのご回答をいただ
きました。
過去に販売店にもそのような使い方も可能と紹介したこともあるようでした。
ってことは、オイルランタン愛好家の中では、周知の事実かも知れませんね。
では、一体どのくらい混ぜると効果があるのだろうか? 実験できる環境も無
いので、冷蔵庫の冷凍室に入れて実験してみました。
その前に使用するパラフィンオイルの紹介です。
↓ マイナス70℃でも凍らないランタン用パラフィンオイル 500ml
出典:東洋工業株式会社
↓ ちなみに大きいサイズもあります。
マイナス70℃でも凍らないランタン用パラフィンオイル 1800ml
出典:東洋工業株式会社
↓ キャンライト ランタンオイル 1L (注ぎ口ノズル付)
出典:Amazon
では、ざっくりですが実験開始です。
1.2つのパラフィンオイルを容器に半分ずつ入れます。
2.マイナス22℃の冷凍室に入れます。(約5時間)
3.冷凍庫から取り出し、凍った状態を確認します。
真ん中の容器に、キャンライトのオイルを半分入れます。
画像では分かり難いですが、付箋の矢印が半分の位置です。
矢印が下の方に見えるのは、撮影角度によるものです。
次に「マイナス70℃でも凍らないランタン用パラフィンオイル」を入れます。
マイナス22℃の冷凍室に入れます。(約5時間)
冷凍室で冷やす時間(5時間)に特に意味はありません。入れていたのを
忘れて気がついたのが5時間後でした。
画像の温度計では、マイナス20℃までしか表示できません。それ以下の
温度では「LO」と表示されます。別の温度計で冷凍室の温度を事前に確
認したところマイナス22℃でした。
このまま冷やします。( 冷凍室マイナス22℃、 室内24℃ )
冷凍室から出しました。(5時間後) めっちゃ冷えてます。
どうやら凍っていないようです。
いくつか試してみると1対1の比率以外で凍らないパラフィンの少ない
混合では、マイナス22℃では凍ってしまいました。
1対1の比率でも透明なビンに入れて再び実験したら、凝固し始めて漂
っているオイルも一部ありました。(同じく5時間入れた)
今回は、冷凍庫がマイナス22℃なので、それ以外の温度での検証はでき
ませんが、ブレンドの比率次第ではマイナス5℃とか、マイナス10℃で
も凍らないパラフィンオイルも作れそうです。
安心なのは、そのまま「マイナス70℃でも凍らないランタン用パラフィ
ンオイル」を使うのが1番ですけどね。ちょっとだけ実験してみました。
ということで、今回はここでおわりになります。
↓ 公式オンラインショップ(アロマキャンドルドットコム)
↓ Yudemaru DIY studio 様の動画です。
↓ Carlos Film ▷ The joy of making 様の動画です。
最後まで 読んでくれて ありがとうございます。
また見てね~
(*´∀`)。o○ マイナス10℃でも凍らない比率が知りたい。